第7章 インターハイ予選までの1週間
赤「その代わり、絶対にその時間を無駄にするなよ」
「本当ですか!?」
赤「なんで懇願してきたお前が驚く」
「だって絶対ダメだって言うかと思った!ゴリ先輩堅物だから!」
赤「誰が堅物だー!」
赤木はが女子だから殴りはしなかったものの、大声で怒鳴った。
は耳を塞いだ。
木「ははは…まぁまぁ赤木…」
「びっくりしたぁ…でもありがとうございます!じゃあ今日から抜けますね」
は体育館へと歩き出そうとした。
赤「おい天羽」
しかし赤木に呼び止められた。
「はい?」
赤「いや…なんでもない。しっかり見てこい」
「はい!」
は今度こそ体育館へと向かった。
木「言ってやらなくて良かったのか?天羽のおかげで、みんなの雰囲気が良くなってるって」
赤「全国が決まったら、伝えてやろう」
2人がこんな話をしているのをはもちろん知らなかった。
木暮はこのあと、あの子は誰だといろんなやつに聞かれて大変な思いをしたのだった。