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《降谷夢》bonheur {R15}

第71章 懸命




伊「今…SITを突入させるか上層部が検討してるところだ。」

「そんなの待ってられるか。…僕はすぐに突入する。」

松「んな無茶なことしたらすぐ殺されるぞ!?」

「大丈夫だ…策がある。」


松田と班長にその策を話すと
とても驚いていたが、話し終わると笑みを浮かべていた。


松「美緒を助けるにはその方法しかなさそうだな…」

伊「お前も本当に無茶なことが好きだな。
美緒にそっくりだ。」

「夫婦だからな。」


3人でこの後の動きを確認し終わると、風見が僕の元へやってきた。


「降谷さん、お待たせしました。SITの装備一式です。」

「ああ、ありがとう。」

松「お前…SITに化ける気か?」

「それしか方法がないだろ。
心配しなくても顔を見られるヘマなんかしないよ。」

話しながら装備を身につけて、突入する準備を整えた。
そして作戦を開始する為、松田と班長は元いた場所に戻って行った。


「風見、頼みがある。」

「はい、何なりとお申し付け下さい。」


風見に頼み事をした後、僕は銀行の裏口へと向かった。






…美緒……




今度こそ絶対お前を守ってやるからな。



ちゃんと大人しく待ってろよ?




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