第69章 異変
診察を終えて、みんなが待っている待合室に戻り
妊娠していた事実を告げた。
瑞「おめでとう、美緒。良かったね!」
エ「美緒もお母さんになるのね…!
本当におめでとう!」
『っ、2人ともありがとう!』
その後、会計を終えてから病院を出て
私達は再び瑞希の家のマンションに戻ってきた。
瑞「もう美緒1人の身体じゃないんだから
トレーニングなんて絶対したらだめだからね?」
『うん。ボディーガードの仕事も休ませてもらうようにちゃんとお願いする。』
迷惑をかけちゃうかもしれないけど
私はお腹の子供の事を守りたいから……。
この子の為なら、職場の人に頭を下げるくらいなんてことない。
エ「美緒の旦那さんもきっと驚くね!」
瑞「だろうね。過保護がより悪化しそう。」
『え……そうかな…?
零くんが喜んでくれるかどうかも分からないのに。』
瑞「はぁ?喜ぶに決まってんでしょ!
あんな美緒大好き人間が喜ばないはずがない。」
いや、言い方!
恥ずかしいんですけど!!
産婦人科の先生にも零くんにちゃんと報告するように言われたし
今日帰ってきた時に話さないと…。と考えていると
私のスマホが振動し、噂をすればなんとやら…
零くんからメールが届いたようだった。
【ごめん、今日から3日間家に帰れない。】
『…零くん仕事で3日間帰って来れないって。』
エ・瑞「「はぁ!?!?」」
まぁ、こんなのはいつもの事だし仕事だから仕方ないか。
しかし瑞希とエリスは少し腹を立てているようだった。
瑞「あいつ…!美緒の一大事に何が仕事よ!
ふざけんな!」
エ「美緒も何で納得してんの!?
すぐに帰って来いくらい言えばいいのに!」
そんなこと言われてもな…
付き合ってる時は2週間以上会えない時もあったし
3日ならマシな方だと思う。