第69章 異変
とりあえず瑞希とエリスに心配をかける前にリビングに戻ろうと思いトイレから出たら
2人は私が出てくるのを扉の前で待ってくれていた。
エ「美緒大丈夫?風邪でも引いたの?」
『うーん…体がちょっと怠いからそうかもしれない。
みんなに移すと悪いから、今日はもう帰るね?』
私はリビングに置いてある自分の鞄を取りに行こうとしたが
瑞希に呼び止められて足を止めた。
瑞「ねぇ…もしかしたら妊娠してるんじゃない?」
…。
『………えぇ…!?』
に、妊娠……!?
いやいや、私が妊娠なんて……!
…でも最後に生理来たのっていつだ?
SPやってた頃の不規則な生活のせいでずっと生理不順だったから
生理が来なくても全く気にしていなかったけど…
最後の生理から3ヶ月近くは経っていた。
それにこの吐き気と身体の怠さ…
今の私は瑞希が妊娠していた頃の症状とよく似ている。
零くんとの………身に覚えだってある…。
『…ど……どうしよう…。』
本当に妊娠しているかもしれないと考えると
なんだか怖くなってきてしまって体が震えた。
エ「大丈夫。美緒落ち着いて?
私達がついてるから。」
瑞「とりあえず病院行こ。
私が通ってた産婦人科、すぐ近くだからさ。」
2人は震えている私を抱きしめてくれたので
私はすぐに落ち着か事ができ、震えも治った。
2人が一緒にいれくれてよかった……
私1人だったらきっとすごく焦っちゃって
ずっとオロオロしてるだけだったと思うから…。
瑞希とエリス、そして光莉ちゃんも一緒にみんなで病院へ向かった。
そして
病院に着いてから待合室で診察の順番を待っていると
私の名前が呼ばれたので診察室に入り、内診された。