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《降谷夢》bonheur {R15}

第68章 謎解



遺体が運ばれ、犯人である西野さんが
警察に連行されている様子を見ていると
私達の元に刑事さんらしき人が近づいてきた。



「ったく、2人も殺されやがって…」

小「悪かったな…」

「あ…!コナン君も一緒だったのね、久しぶり。」

コ「うん!」



毛利さんは杖をついた隻眼の男性と、
コナンくんは髪をお団子に結んでいる女性と話していて
どうやらこの人達は長野県警にいる知り合いの刑事さん達のようだった。



「で?その2人は誰だ?」

『あ…はじめまして、若山 美緒といいます。
ここには毛利さんの付き添いで…』

「僕は毛利先生の一番弟子の安室透です。」

「若山 美緒…?どっかで聞いたことあるな…」





2人の刑事に顔をジロジロと見られながら
コナンくんにその2人の刑事さんの名前を教えてもらった。

杖の男性は大和警部、お団子の女性は上原さんというらしい。
毛利さん達が長野で事件に巻き込まれたことがあり
その時に知り合ったとのことだった。



そしてもう1人……

車の中から男性が降りてきたので目を向けると
以前、長野に出張へ来た時に会った諸伏くんのお兄さんがいて
私達に向かって歩いてきた。


「お久しぶりです、毛利さん。それと…
若山さんもお元気そうで。」

『ご無沙汰しております、諸伏警部。』

「高明、お前の知り合いか?」

「少し前に話したでしょう?
温泉施設で起きた殺人事件に面白い女性がいたと…
それがこの人です。」


…なんで私のことを面白いと思ってるのか知らないけど
諸伏警部の言葉を聞いた大和警部は急にハッとして
私に向かって大きな声を発した。


「アンタが若山 美緒か!あん時の事件のせいで
うちの部下達がしばらくの間、腑抜けになってたから
一言文句言ってやろうとずっと思ってたんたぞ!」

『えぇ!?』


な、なんで文句…!?
犯人の逮捕に協力したのに!?


「あなたその事件の時、バスタオル一枚でいたでしょ?
現場にいた刑事連中はその時のあなたの姿が衝撃的すぎて
しばらく目に焼き付いて頭から離れなかったみたいなの。」


『「……。」』


上原さんの説明を聞いて
私の隣にいた零くんから物凄い視線を感じた。







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