• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第67章 教会



小「そういやぁ西野さん、殺された川崎さんのスマホに
メールが届いたとか言ってなかったか?」

西「あ、あぁ。引き止める間もなく
この風呂場に走って行っちまったから…」

小「じゃあ、そのスマホを調べれば何か分かるんじゃ…」

『あ、それならもう調べましたよ。』

「「「え……??」」」



私は自分のハンカチでくるんでおいた
川崎さんのスマホをみんなの前に出した。


「美緒さん…いつの間に…」

『ここに駆けつけてすぐ
川崎さんの上着のポケットに入ってたのを拝借しました。』


自分の指紋が付かないように
ハンカチ越しにスマホを持って操作し、メールの画面を開いた。


『読み上げます。
"あの秘密は墓場まで持って行く約束だったのに、裏切り者"…
この秘密と裏切り者って、何の事かわかりますか?』


私の問いに3人は首を振っていて…
3人のスマホの送信履歴を見ても
そんなメールは残っていなかった。
まぁ、証拠が残らないように消しただけだと思うんだけどね。



『他に何かこのスマホに手掛かりがあれば……ん?』

「どうかしましたか?美緒さん。」

『うーん…このスマホ、窪んだところに
なにか付いているみたいで…』

コ「美緒さん、僕にも見せて!」


コナン君にも見えるようにしゃがんで
零くんと3人で川崎さんのスマホに付いた付着物を確認した。


「確かに…ジェル状のものが付いてますね。」

コ「ん…?この匂いって確か…」


3人で顔を近づけて嗅いでみると
そこからはほんのり甘い香りがして…その正体は蜂蜜だと分かった。
でもなんでスマホに蜂蜜が…?

また一つ分からないことが増えてしまい
なんだか頭が痛くなってきたな…


そもそも私が
川崎さんと西野さんを引き止める事ができていたら
こんな事件は起こらなかったのに……








/ 1020ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp