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《降谷夢》bonheur {R15}

第67章 教会




コ「ねぇ、川崎さんの足元に暗号の紙が落ちてるよ!」


コナン君にそう言われて見てみると
今までに見つけた暗号と同じものだった。

じゃあ犯人は…まだ殺人を続けるつもりって事?


『…許せない。』


私の目の前で人を殺して…
犯人への怒りが憤り、手を強く握り締めた。




そして毛利さんが再び人が亡くなってしまった事を
長野県警に連絡をしようとしたが、この吹雪で携帯の基地局のアンテナが故障したのか、電話は繋がらなくなってしまった。



西「つーかなんで川崎が…?本当に毒殺なのかよ…」

「えぇ。誰かに毒を飲まされたのか…
もしくはその毒を飲むように仕向けられたか…」

藤「じゃあやっぱり
僕達以外の誰かがこの教会に潜んでいるんだよ!」


確かに…
ペットボトルの水の中に毒が入っていなかった事を踏まえると
誰かに無理矢理毒を口の中に入れられて
水で流し込まれたんじゃないかと思うけど…


『そういえば川崎さんって
どうしてあんなに水を飲んでいたんですか?』

西「ああ…アイツ高校の部活の時に
脱水症状で倒れた事があったんだよ。
それ以来事あるごとに水飲んでたよな?」

藤「まぁ、癖みたいなものだと思うけど。」


なるほど…
そんな事があったから人一倍水分に気を使うようになったのか。


『きっと川崎さんは
誰かに無理矢理毒を飲まされたんじゃないと思いますよ。』

郁「え?どうして…?」

コ「口の中に毒を入れられて水を流し込まれたなら
口の端から溢れたり、水を吹き出すはずなのに
口の周りも首元も全く濡れていないから…
でしょ?美緒さん。」


さすがコナン君。
いつも毛利さんと事件に遭遇しているだけあって
その事にすぐ気づくなんて、相変わらず賢い子だ。


「ということは、
誰かに毒を飲むように仕向けられた事になる…
あなた方3人の誰かにね。」


零くんの言う通り容疑者は
郁絵さん、藤出さん、西野さんの3人だけだけど…
犯人はおそらくあの人だ。








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