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《降谷夢》bonheur {R15}

第66章 長野




ピリリー…



今日明日と仕事が休みの私は
2日間の連休、何をして過ごそうか考えていると
朝一で家を出て仕事に向かった旦那様の零くんから電話がかかってきた。



『もしもし?』

「美緒、確か明日まで休みって言ってたよな?」

『え?あ…うん…そうだけど…』


急に電話をかけてきて
一体何のことだろうと思っていると…


「今からすぐに毛利探偵事務所に来てくれないか?」

『それはいいけど…何で急に?』

「詳しくは後で説明するよ。じゃあまた後で。」

『は!?ちょっと零く……、って切れてるし!!』


もう少し説明してくれてもいいのに強引なんだから!


とりあえず言われた通りに
最低限の荷物だけを持って毛利探偵事務所に向かった。



そして探偵事務所に到着し
2階の事務所に向かうと零くんと毛利探偵、蘭ちゃん、コナン君が何かを話しているところだった。


『あのー…安室さんに呼ばれてきたんですけど…?』

小「おお!美緒さんじゃないですか!
相変わらずお美しいですなぁ!」

『ご無沙汰しております、毛利さん。』

「毛利先生、今回の一泊二日の長野への探偵旅行に
美緒さんを連れて行くのはいかがですか?」



……。



はい!?


小「おぉ!そりゃーいいな!
これで4人揃うしちょうどいい!』

『ちょ、ちょっと待ってください!
長野に探偵旅行って…一体何のことですか!?』


何も聞かされていないのに
いきなり長野に行くとか言われても…!!

困っているところで蘭ちゃんが説明してくれた。




「実はお父さん、仕事の依頼で長野に行く事になって
私と園子も一緒に行く予定だったんですけど
園子が急に風邪引いちゃって……。
お見舞いに行かないといけないし
園子を置いて私だけ旅行なんて行きづらいので…」



…うん、蘭ちゃんはやっぱりめちゃくちゃいい子。
園子ちゃんはこんな友達思いの子がいて幸せだね。


「それで蘭さん達の代わりに僕が誘われたんですけど
依頼主の都合で"4人で来てくれ"と言われていたようなんです。」



なるほど…

それで今日明日暇を持て余していた私に声がかかったってことね…








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