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《降谷夢》bonheur {R15}

第66章 長野






零くんとの結婚式から数ヶ月経ち、季節は冬ー…。




私は現在、ある目的地に向かうため特急電車に乗っていて
同じ場所に向かう人達と一緒にトランプをしているところなんだけど…




『…。』
「うーん……こっちかな?」
『あ!!』
「上がりです。これで美緒さんの5連敗ですね。」
『なんで!?なんで私ばっかり負けるの!?』



やっているゲームはババ抜き。
零くんに言われた通り、私は5回連続でビリ…
負けず嫌いの私は、その結果が悔しくてたまらない。



『っていうか毛利さん強すぎません!?
一度もジョーカー引いてませんよね!?』

小「いやぁ!なんかこういうの得意なんですよ!
引いちゃならねぇハズレだけは割とピンと来るっていうか…」

「あはは、当たりが分かればよかったんでしょうけどね!」

コ「おじさん馬券はいつも外してるもんね…。」


毛利さんのその力を
ぜひ私にも分けてほしい……!!




コ「でも意外だったよ、強くて頭もいい美緒さんが
まさかトランプが苦手だったなんて。」


コナンくんのその言葉を聞いて
零くんは私の隣で口元を押さえ、肩を震わせて笑っていた。

確かに私は昔からトランプは激弱。
警察学校にいた時も何度かみんなとやったけど
ババ抜き以外のゲームでも、一度も勝てたことがなかった気がする。


…きっと零くんもその時の事を思い出して笑っているんだろう。




そもそも、
なぜ私と零くん、コナンくんと毛利さんの4人で
特急電車に乗っているかというと…




それは遡る事3時間前ーー…






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