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《降谷夢》bonheur {R15}

第64章 幸福



side 降谷




美緒と江ノ島にデート行く予定が決まって
僕はある計画を進めるために
仕事が終わったタイミングでヒロと風見を会議室に呼び出した。



「急に呼び出して悪いな。」

諸「いいよ。特に用もなかったし。」
風「何か緊急の要件でもありましたか?」


「…いや、完全に私用だ。」


僕の言葉に2人は首を傾げていて
一体何の用だという表情をしているのが読み取れ、
時間も勿体無いので早めに話を終わらせようと思い話し出した。




「実は……美緒と結婚式を挙げたいと考えている。」



「「……えぇ!?」」





2人は揃って声を発していて驚きを隠せないようだった。
確かに公安のゼロが式を挙げたいなんて
今まで無かったことだもんな。




諸「結婚式って……いつ?」

「来月。美緒と江ノ島に行く予定がある。」

風「で、ではその日は仕事を入れないように調整します。」

「ああ、頼んだ。」

諸「俺はみんなに声掛ければいいんだよな?」

「瑞希にもな。
あいつには当日、美緒の支度を手伝って欲しいから。」


諸「分かった。美緒ちゃんには内緒で?」

「当然。驚かせたい。」



先日、僕と美緒は無事に入籍した。



女性なら誰でも一度は憧れるはずのウェディング…
美緒は僕の仕事のことを考えてくれているのか
結婚式をやりたいとか写真を撮りたいとか
なんとなく分かってはいたけど何も言って来なかった。



美緒にはこれまでも色んなことを我慢させてきたから
あいつを喜ばせたくて入籍する前から考えていた計画だった。




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