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《降谷夢》bonheur {R15}

第63章 復帰




『零くん…っ、待って…』

「待てるか。どれだけ我慢してたと思ってる。」

………。


そういえば最後にしたのっていつだろう。
頭の中で時間を遡って考えてみると
あの事件が起こる前だから……


うん、結構前だ。



「美緒が帰ってきた時も我慢したし
お風呂で襲うのも我慢したんだ、
…もう待ったは無しにしてくれ。」


私に跨っている零くんは
私の頬を撫でながら至近距離で私を見つめていて
いつも綺麗な彼の瞳は欲に溺れそうな熱いものだった。


『私……明日も仕事だから
出来るだけ……その…優しく…がいい。』

「この1カ月で体力戻したんだろ?
問題ないじゃないか。」


そっちの方の体力は鍛えてないし
鍛えようがないんですけど…


「ずっと美緒に触れたかった。
たくさん愛し合いたい。」

『…っ、ほどほどに…してね?』

「善処する。」

『んんッ…!」


零くんは私の口にキスを落とし、
すぐに口を開き舌を侵入させてきた。


「美緒…好きだ。」

『ん…私も……大好き…』



キスをしながら愛を囁き合っていると
零くんは羽織っていたパーカーを脱ぎ、
彼の上半身が私の目の前に晒された。


相変わらず程よく引き締まった体で色気が半端ない。
ぼーっと見惚れていると、零くんはいつもより荒い手つきで私に触れた。


「美緒も早く脱いで。」


着ていたルームウェアはすぐに首からスポッと引っこ抜かれて下着も取り除かれてしまった。


零くんは私の肌に手を這わせて
お腹に残ってしまった傷痕を撫でた後、そこに優しくキスをした。


『っ、零くん…』

「ん?どうした?」

『今日は……いっぱいキスして?』

「…いくらでもしてあげるよ。」



言い切るのと同時に激しいキスが降ってきて
私はそのまま零くんに身を委ねた。



本当にとても溜まっていたようで
何回したのかは正直分からない…
善処する気なんて全くなかったなって思わされるくらいだった。



でも私がお願いした通りたくさんキスしてくれて
私は身も心も零くんでいっぱいになり、すごく幸せな気持ちになった。









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