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《降谷夢》bonheur {R15}

第62章 約束




「はぁ……最悪だ…」

伊「気の毒だけど…元気出せよゼロ。」


大きなため息をついている零くんは
みんなに優しく肩を叩かれて慰められていた……



『ごめん…零くん…
もうバスタオル姿で人前には出ないようにするから…』

「当たり前だ!2度とするな!」

『っ、はい…。』



再び別の事で零くんに怒られた私は
しばらくずっと頭が上げられなかった。

だって零くん本当に怖いんだもん…。



諸「ゼロ、美緒ちゃんも反省してるし
そんなに怒らないであげてよ。」


…そのセリフはあなたが言っていいセリフじゃないよね?
諸伏くんが余計な事言わなかったら
こんなに怯えたりしなかったのに…

でもやっぱり私が悪い事に変わりはない。


 

『あの…今回の事件もそうだけど
私いつも後先考えずに突っ走っちゃうとこあるし
みんなに迷惑かけてばかりなのは分かってるけど……
これからも友達でいてくれる…?
零くんは…その……結婚やめるとか言わない…よね…?』


俯きながらそうみんなに尋ねると笑い声が聞こえて
パッと顔を上げるとみんなは私に笑顔を向けていた。



松「バーカ!当たり前だろ?
俺らはこれからもずっとダチだ。」

萩「そうそう。
美緒ちゃんに振り回されるのは慣れてるし?」

伊「そんな当たり前の事聞くんじゃねーよ。」

諸「俺達みんな、
美緒ちゃんの事をずっと大切に思ってるよ。」



みんなの気持ちを聞いて嬉しくてニヤついていると
零くんは私の頭の上に優しく手を置いた。


「結婚をやめるなんて…そんな事言うわけないだろ?
今すぐにでも美緒と入籍したいくらいなのに。」

『っ……よかった…。嬉しい。』


零くんに頭を撫でられている様子をみんなに見られていて
ちょっと恥ずかしかったけど…

それ以上にとても幸せに感じた。

















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