第62章 約束
私はベットの上で強制的に正座をさせられて…
最初に怒鳴ってきたのは伊達くんだった。
伊「この馬鹿!!散々俺達に心配かけやがって!!
何かあったら連絡しろって言っておいただろうが!」
『…ごめんなさい……。』
萩「無茶しないでって
何回言えば美緒ちゃんは分かってくれるの?
あのビルに駆けつけた時、
血まみれの君を見て俺達がどんな気持ちだったか分かる?」
『…はい……分かってるつもりです…。』
松「本当に分かってんのかよお前は!!
3ヶ月ものんびり寝やがって!!」
『っ、反省してます……。』
諸「美緒ちゃん…
俺を助けにきてくれた事は嬉しかったけど
もう二度とあんな事しないでね?」
『うん……
二度としない…約束する…。』
「美緒…今度約束破ったら本当に許さないからな。」
…みんなかなり怖い顔で私に怒っているんだけど
零くんの顔が1番怖かった。
とてもさっきまで私と甘い時間を過ごした人とは思えない変わり様。
私さっきこの人にプロポーズされてたよね?
「おい、聞いているのか。」
『…っ、はい!聞いてます!!』
「お前は僕たちだけじゃなくてたくさんの人達にも心配をかけたんだ。」
『……はい。』
「二度と自分を犠牲にしようとなんてするなよ。」
『絶対しません!!』
ひたすらみんなに頭を下げて謝っているけど
私はしばらくの間、ずっと正座をしたまま
みんなからぐちぐちと説教をされ続けてしまい
足が痺れてしばらく動けなかった。