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《降谷夢》bonheur {R15}

第61章 擁護



side 降谷



美緒が向かったであろうビルに到着し
僕達は応援が来る前に先にビルの中に入った。


一階のロビーには男達が大勢いて…
きっとコイツらも富士崎が金で雇った連中だろう。


萩「うわぁ…怖そうなお兄さんばっかり。」
伊「簡単には通してくれなさそうだな…。」

「こんな時…
松田がいれば喜んで全員倒してくれそうなのにな。」

萩「ははっ、確かに!」
伊「仕方ねぇ…あいつの分までたくさん暴れるか。」



ロビーにいた男達は、僕達に襲いかかってきた。
かなりの人数だが一人一人の実力は大した事ない。


だが、先に進もうと思ってもすぐ道を遮られ
倒しても倒してもキリがない。



そして
1人の男が僕に向かって来た時、
班長が僕の代わりにその男を殴り飛ばしていた。


伊「ゼロ!ここは俺と萩原に任せて先に行け!」

「!!いや、でもそれは…」

萩「早く行けって!こんな奴ら、俺達だけで充分だ。」


「分かった……頼む!」


班長と萩原の頼もしい言葉を聞き、
僕は1人で先に進むことにした。


しかし、やはり敵の人数か多すぎてすぐに道を塞がれた。

「!!邪魔だ!」

「行かせるわけねぇだろ……ぐはっ!!」


近づいて来た男に向き合った途端、
何かが上の方から飛んできて男の顔面に的中していた。


驚いて上を見上げると、
ロビーを見渡せる2階からコナン君が顔を覗かせた。


コ「安室さん!援護するから先に行って!」


…っ、全く…
なんで君は子供のくせにいつもそんなに頼もしいんだ。

コナン君は灰皿や空き缶、その他色んなものを蹴り
僕の進む道の前に立ち塞がる男達に次々と的確に命中させていった。




美緒とヒロがいるのは恐らく人目につかない地下。
階段がある場所を守るように男達が群がっているから
間違いないだろう。



コ「安室さん!危ない!」

「!!ちっ!」

もうすぐ階段に辿り着く、というところで
鉄パイプを持った男が僕に向かって来た。


次から次へと襲いかかってくる男達に苛立ちを感じていると
僕と鉄パイプを持った男の間に1人の男が割り込んで来た。




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