第60章 陥穽
「僕は自分のしたい事をしてるだけ。
他のみんなだってそうだよ。美緒さんを助けたいから
力になりたいって思ってるんじゃないのかな。」
確かに…
みんなは私が困ってる時いつも手を差し伸べてくれるから
コナン君の言う通りかもしれないな…
『みんな本当に昔から優しいんだよね。』
「ちょっと過保護すぎる時もあるけどね。」
『はは、それは否定できない。』
コナンくんと話しながら運転していると
探偵事務所に着き、わたしも自分の家に帰った。
零くんとちゃんと話せた事と松田くんが無事だった事で安堵した私は
最近の疲れがどっと来て眠くなってしまったので
ルームウェアに着替えてからすぐベットに潜り込んだ。
まだお昼過ぎだったけど一旦仮眠を取って
起きてからまた事件のことを調べよう、と考えていると
すぐに睡魔が襲ってきて私は眠りについた。