第4章 卒業
伊「美緒らしいな!
早く一人前のSPになれるように応援してるからな!
頑張れよ!!」
『ありがとう、伊達くん!』
諸「俺も応援してるからね!
頑張ってね!美緒ちゃん。」
『諸伏くんも頑張ってね!』
みんなでお互いに励まし合っていると
いつの間にか降谷くんがいなくなってることに気づいた。
もう帰っちゃったのかな…
最後にちゃんと挨拶したかったんだけどなぁ…。
キョロキョロ辺りを見渡してると
萩原くんがそれに気づき、声をかけてきた。
萩「降谷ちゃんなら、部屋に忘れ物したって言って
さっき取りに向かったよ。」
と、ウィンク付きで教えてくれた。
……なんで降谷くんを探してるって分かったの!?
この人の観察力やばすぎ!!
松「早くあいつのとこ行けよ!
後悔しないようにちゃんと最後に話してこい!」
『え…でも……何話したらいいのか分からないよ…。』
瑞「別に無理して話すことないって!
またねっていう挨拶だけでもいいからしてきなよ!
私たちは先に帰ってるからねっ!」
確かに…
あの日以来顔見てちゃんと話すことなんてなかったから
今がいい機会なのかもしれない…。