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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業


伊「美緒らしいな!
早く一人前のSPになれるように応援してるからな!
頑張れよ!!」

『ありがとう、伊達くん!』


諸「俺も応援してるからね!
頑張ってね!美緒ちゃん。」

『諸伏くんも頑張ってね!』

みんなでお互いに励まし合っていると
いつの間にか降谷くんがいなくなってることに気づいた。


もう帰っちゃったのかな…


最後にちゃんと挨拶したかったんだけどなぁ…。


キョロキョロ辺りを見渡してると
萩原くんがそれに気づき、声をかけてきた。


萩「降谷ちゃんなら、部屋に忘れ物したって言って
さっき取りに向かったよ。」
と、ウィンク付きで教えてくれた。


……なんで降谷くんを探してるって分かったの!?
この人の観察力やばすぎ!!


松「早くあいつのとこ行けよ!
後悔しないようにちゃんと最後に話してこい!」


『え…でも……何話したらいいのか分からないよ…。』

瑞「別に無理して話すことないって!
またねっていう挨拶だけでもいいからしてきなよ!
私たちは先に帰ってるからねっ!」


確かに…
あの日以来顔見てちゃんと話すことなんてなかったから
今がいい機会なのかもしれない…。


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