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《降谷夢》bonheur {R15}

第58章 公安


side 降谷


「はぁ……ヒロのやつ…一体どこで何してるんだ。」

風「相変わらず何の連絡もありませんね。」


捜査の進展も特にないまま、ただ時間だけが過ぎていく。
こうしてる間にもまた別の誰かが狙われるかもしれない…。


美緒の会社の東社長が襲われ、
昨日は伊達班長が車で轢き殺されそうになったと聞いた時
美緒にすべてを話そうか迷った……。


だが話したところであいつが傷つく事は目に見えている。


普段の僕ならこんなに迷ったりしないのに…
美緒のこととなるとどうしても判断力が鈍る。


頭を抱えてどうするべきか考えているところに
部下の1人が僕と風見の元に慌てた様子で報告をしに来た。



「諸伏さんからメールが来ました!
こちらです!」


ノートパソコンの画面を見ると、
確かにヒロのアドレスから送られて来たものだったが…


風「【ある男に追われているから助けて欲しい。
1時間後、〇〇という潰れたカフェの前で待ってる。】
……降谷さん、これは…」


「ああ…きっと罠だろうな。」


ヒロがこんなメールを出すわけが無い。
助けて欲しいなんて、公安の人間は絶対口にしないからな。


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