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《降谷夢》bonheur {R15}

第56章 美容


『零くん…好き。』
「誘ってるのか?」

『!?ち、違う!!』

「今日はこの後また仕事に戻らないといけないが…
あと30分はあるからいけそうだな。」

何言ってるんだこの男は!!
30分しかないんだから体休めないと!


『だめだよ!絶対だめ!ちゃんと休んでて!』

「…美緒から誘ってきたくせに……
仕方ない、我慢するか。」


…誘ってないーー!!




その後、零くんが仕事に戻る時間まで
私たちはソファーに座ったままのんびりと過ごした。
少しだけくっついたりもしたけどね。



時間になると零くんはスーツのジャケットを羽織り
私に一度だけキスをしてからアパートを出て行った。



もう仕事モードに切り替わってたな……。
さすがだ。


零くんが帰ってしまったことに寂しさを感じたが
今日みたいに少しでも時間ができた時に
私に会いに来てくれる零くんは本当に優しい。



早くまた会いたいな……




先程まで2人で一緒に飲んでいたコーヒーカップを片付けてから
わたしはベットに横になり、身体を休めることにした。



3日後には友人のエリスに会えるし
わたしはワクワクした気持ちのまま眠りにつき、
翌日からまたいつも通りに仕事をこなしていると
あっという間に3日が過ぎた。










(……、おい美緒。)
(んー?)
(何してるんだ。)
(零くんの背中に抱きついてる。)
(…離れてくれないか。)
(あ、ごめん……。嫌だった?)
(そうじゃなくて……我慢出来なくなるだろ。)
(え、くっつくのもだめなの!?)
(胸が当たってるんだよ…ひどい拷問だ。)
(っ!?ばかーー!!!)






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