第4章 卒業
降谷くんとご飯に行った日から1週間が経ち
今日はいよいよ警察学校の卒業式ー…
式が淡々と進んでいく中、
私頭の中で学校での生活を思い返していた。
そして…式も終盤に差し掛かった頃…
「卒業生代表、降谷零!」
「はい!」
卒業生代表の挨拶…
名前を聞くだけでまだ心臓がドキドキするくらい彼のことが好きみたいだ……
明日からはもう当分会えなくなる…
しっかり彼の姿を目に焼き付けておこう。
眩しい金髪や、色黒の肌、綺麗なブルーの瞳を…
って、こんなことを考えてる時点で
しばらく忘れられそうにないだろうな…。
女々しい自分に笑えてくる。