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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業


自分の部屋に帰ってくると
何故かとても胸が苦しくなり、
締め付けられているような感覚に陥った。




悲しいわけじゃないはずなのに……


頭では分かってるのに……


なんで…
なんでこんなに苦しいの……?


気づいたら目から涙が溢れ、頬を濡らしていた。


仕方のないことなのに
どうしてこんなにも傷ついている自分がいるんだろう。


大丈夫……
きっと時間が経てば、降谷くんのことも忘れる…
警察学校の一つの思い出として残る。


ただそれだけのことだ。


『っ…、降谷くん…好きっ……大好きっ……!』



直接本人に伝えることのできないこの気持ち……
今だけは口にすることを許して欲しい…


明日にはもう…考えないようにするから…







恋愛って難しい……



そう思わされるのに十分な出来事だった。





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