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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業



警察学校の校門に到着すると、
自然と繋いでいた手が離れた。

もっと繋いでいたかったが、時間切れのようだ。


「美緒…」


降谷くんに名前を呼ばれて目線を合わすと
少し困ったような…辛そうにも見える顔をしていた。


『……大丈夫だよ。
降谷くんの気持ちはなんとなく分かってるから。
そんな辛そうな顔しないでよ…』

「悪いな…。美緒に気持ちを伝える事が
どうしても今の僕には出来ないんだ…
許して欲しい…」

『うん…分かってる…私も降谷くんと同じだから…
今日は本当に楽しかったよ!じゃあ、おやすみ。』

「ああ……おやすみ美緒。」


私はは降谷くんより先に校舎内に向かって歩き出した。


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