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《降谷夢》bonheur {R15}

第50章 金槌




松・伊「「………。」」


私が自分の考えを話し終わると、松田くんと伊達くんは何故か無言になった。


っていうか私がわざわざ話さなくても
2人とも犯人の正体が分かったんだからここに来たんじゃないの!?


コ「…ね?言った通りでしょ?
美緒さんは全部分かっててここに来たんだよ。」


んん…?
私はコナンくんの言ってる意味が分からなくて首を傾げた。


松「このボウズがヒントをたくさん教えてくれたから
俺と班長も犯人が誰か気付いたんだが…
その時にはもうお前いなくなってたからよ。」


伊「お前も危ねぇんじゃねぇかと思って慌ててたら
美緒は全部分かってるから大丈夫だって
ボウズが俺達に伝えてきたんだ。」


コ「松田刑事も伊達刑事も普段はすごく怖いのに
この前の火事の時もそうだったけど、
美緒さんの事になると2人はすごく心配性になっちゃうんだね!」


伊「なっ!このガキ!」
松「余計な事言うんじゃねぇよ!」

コナン君の言葉が気に食わなかったのか
2人は彼の頭をぐりぐりと強めに撫で回していた。


…普段の2人ってそんなに怖いんだ……。



『えーっと……、心配かけてごめんね……?
ピザ屋の人が危ないかも!って思ってつい……。
説明してる間に犯人に逃げられちゃうかもしれなかったし…。』


松「分かってるよ。でも本当に危ないと思ったらすぐ逃げろよ?
俺たちがいつでも助けに行けるわけじゃなねーんだからな。」

『はーい。』

伊「お前本当に分かってんのかよ…。」

『はい!分かってます!』

高「美緒さんとコナン君のお陰で
無事に犯人捕まえる事ができました!ありがとうございます!」

『これからも精進して下さいね、高木刑事?
今のままじゃ、美和子ちゃんに愛想尽かされちゃうかもよー?』

高「は、はい!頑張ります!」


焦った顔をした高木くんを見て笑っていると、
蘭ちゃん達が私とコナン君を迎えに来たので私達は帰る事にした。


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