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《降谷夢》bonheur {R15}

第50章 金槌


1人は荷物を届けに来た宅配便の男。

2人目は荷物を取りに来たバイク便の女性。

3人目はピザ屋の店員の男性。デリバリーを届けに来たとのこと。



伊「おい高木、お前玄関が見える位置に3人で張り込んでたよな?」

高「はい!他の2人は宅配便の男性とバイク便の女性を。
僕は最後に来たピザ屋の店員を引き止めて話を聞きました。」


コ「じゃあ…今玄関を見張ってる人は誰もいないの?」


松・伊「「!?!?」」



コナン君の問い掛けにハッとした松田くんと伊達くんは
マンションに向かって走り出し、その後からコナンくんもついて行ってしまった。


『あ!コナン君だめだよ!!
…もうっ!本当に好奇心旺盛なんだからー!』

蘭「すみません美緒さん。
いつものことなんですけど、コナン君すばしっこいんですよ…。」


『…蘭ちゃんも大変ね……。
私がコナン君連れてくるから、蘭ちゃんと園子ちゃんはここで待ってて。』


コナン君の後を追いかけて3階の部屋に向かい、玄関から声をかけた。



『コナン君いるー?』

松「美緒!中に入るな!」

『…え?』

伊「この部屋にいた男が頭を殴られて倒れてたんだ。
…さっきこの部屋を訪ねて来た、あの3人の誰かにな。」




簡単に部屋の中を調べ終えた3人が玄関に戻って来て
まだ息が少しあったハンマー男は救急車が到着してから病院に運ばれて行った。



松「とりあえず目暮警部には知らせたし
鑑識が来る前にさっきの3人の容疑者に詳しく話聞いとくか。」

伊「だな。高木に電話して連れてこさせる。」


伊達くんはスマホを取り出して高木くんに電話していたが、
突然声を上げて怒鳴り出していた。


どうやら高木くんは、先ほどの3人をすでに帰してしまったらしい。
事情聴取なら仕事が終わった後にしてくれてと言われて断れなかったそうだ。



『あーあ…。
伊達くん、高木くんにはもう少し厳しい指導が必要みたいだね。』

伊「ああ。この事件が解決したらまたみっちり扱いてやる。」


その時の伊達くんの目つきはすごく怖くて
私は少し身震いをしてしまった。




そしてしばらく経つと、目暮警部達が到着し現場検証がされる事になった。




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