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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業



「僕も美緒に聞きたい事がある…


松田に告白されたって言うのは本当か?」



『っ!?え!?な…なんでそれ知ってるの!?』

「松田と萩原が話してるところを偶然聞いたんだ。」

『そう…なんだ……』

「悪い…本当は聞くつもりなかったんだけど
どうしても気になって……まだ返事してないんだろ?」

『うん…卒業式の日に返事くれって言われてる…』

「そうか…ごめんな、無神経なこと聞いて…
…そろそろ帰るか。」



降谷くんはスッとベンチから立ち上がったが
私は彼の言葉の意味がわからず、まだ立たずにいた。



『……し…て……?』

「え?」

『気になったって……どうして…?何が気になったの…?
分からないよ…降谷くんの考えてること…』



「美緒……」


…………はっ!!



私…何言ってるんだろう!




困らせてどうするんだ…!
やばい!余計なこと言っちゃった…!


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