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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業


『ご、ごめん!今言ったこと聞かなかったことにして!!
意味わかんないこと言っちゃったよね!?
ほんとごめん!!
…っ、あ、もう夜遅くなっちゃったし、
そろそろ帰ろ…、!?』



ベンチから立ち上がって早口で喋っていると
正面から降谷くんに腕を引っ張られ、私は彼の腕の中にいた。


『っ、降谷…くん?』



「ごめん…少しの間だけ…このままでいさせて欲しい。」

『…うん……。』


私は彼の背中にそっと手を回した。


降谷くんの腕の中はあったかくて、とても心地よく感じた。


ああ、もう…


このままずっと離してほしくない……





これ以上、自分の気持ち誤魔化すことできそうにないな…



私…






やっぱり降谷くんのこと好きなんだ……。




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