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《降谷夢》bonheur {R15}

第46章 鍛錬



秀「美緒さん、お待たせしました。
……あれ、安室さんじゃないですか。奇遇ですね。」

昴さんに声をかけられて
零くんの眉間に皺が寄ってしまった。

「あなたは…沖矢さん、でしたね。
こんなところで何をしていたんです?」

秀「ちょっと、美緒さんと食事をした後
ここのコンビニで買い物を。」

「……食事…?」

…っ、やばい………
また眉間の皺が増えている…。
これは……絶対怒ってる…。


秀「美緒さんを家まで送る途中だったんですけど
あなたが来たのなら必要なさそうですね。
じゃあ美緒さん。僕は帰りますから
また食事しましょうね。今日は楽しかったです。」

『え、あ、…はい。じゃあ……』

わたしが返事をしている間に
秀一くんは車にさっさと乗って帰ってしまった。

そして、恐る恐る零くんの方を振り向くと
今まで見たことないような怖い顔をしていて
あからさまに怒ってます、みたいなオーラが出ていた。


「…ここじゃ人目につくから、ちょっと移動するぞ。」


そう言って私の手を掴んで歩き出した零くん。

零くんは無意識のうちに力が入っているのか
掴まれた手が地味に痛かった。




無言のまま連れてこられたのは近くの公園。

誰もいないのを確認した後、
零くんは私の方を見て、どういうことか説明しろ、と怖い顔のまま言ってきた。


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