• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第45章 治癒



零くんの腕の怪我は、
銃弾を掠めた割にはそこまで酷くなくて
病院に行くほどの怪我ではなかったそうだ。


そして私は今、零くんのご要望通りに彼の体を洗い
一緒にお風呂に浸かっているところ。

いつも通り、後ろから抱きしめられている状態でね…。


『うぅ…。やっぱり恥ずかしいよ零くん…。』

「お前はいつになったら慣れるんだよ。
もう何回か一緒に入っただろ?」

『こんな明るい所で体見られるのなんて
そう簡単に慣れないよ!!』


それに……
相変わらず零くんの体は
程よく筋肉がついてて色気があって直視できないんだもん!

「全く…。でも、恥ずかしがってる美緒も可愛いな。」

『な…っ!!』

零くんはそう言いながら、わたしの耳たぶを軽く噛んできた。


『何するの……っ…、んっ…!!!』


私が零くんの方を振り向いた瞬間、
彼はわたしの口にキスをしてきて
まるでずっと狙っていたかのようだった。


『んっ……。零、くん…。』

「……やばいな、その顔。」

『…?』

「キスだけで蕩けていて
めちゃくちゃエロい顔してる。」

『…っ!?そ、そんな顔してないもん!』

「後は……襲ってほしいって顔してるな。』

『人の話聞いてる!?』

「ははっ。」


…どうやら最後のは冗談だったみたいだ。



お風呂を出てから私は零くんの髪を乾かしてあげて
腕の怪我を消毒し、包帯を巻いてあげた。

なんか……
ここまで甘えてくる零くんは初めて見た気がして
ちょっと新鮮だった。




/ 1020ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp