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《降谷夢》bonheur {R15}

第44章 追想




『あ!松田くんと萩原くん!来てくれたんだ!』

萩「!?」
松「美緒…お前…」

『あ、伊達くんも!!
ごめんね…私のせいで肩怪我させちゃった…。』

伊「いや、こんなのすぐ治るからいいんだが…。
それよりお前………記憶戻ったのか?」


『…えへへ。ご心配おかけしました。』


わたしがそう言うと、
3人は私に飛びついてきてそのまま抱きしめられた。


『……っ!ちょっとみんな…苦しいって!死ぬー!』


萩「美緒ちゃんの記憶が戻ってよかったーー!」
伊「全くお前は!!心配ばっかりかけさせやがって!」
松「今度また忘れやがったら許さねぇからな!」


……大の男3人に抱き締められて、
本当に死ぬかと思うくらい苦しかったけど
3人は泣きながら喜んでいたので
私は我慢してそのままでいることにした。


彼らに抱き締められていると、どこからか視線を感じ
目線だけキョロキョロとさせてみたら
諸伏くんが陰からこっそり私たちを見ていた。


………諸伏くんもわざわざ来てくれたんだ…!



声をかけるわけにもいかないので
私は軽く手を挙げて笑顔向けると、彼も私に笑顔を向けて
そのまま去って行った。


そして3人が離れた後、
今度は蘭ちゃんと少年探偵団のみんなが私に近づいてきて
彼らと同じように泣きながら思い切り飛びつかれた。


蘭「良かった…!
美緒さんが無事で……!本当によかったです!」

『…ありがとう蘭ちゃん。心配かけてごめんね?」


歩「美緒お姉さん、記憶戻ったの!?」
光「僕たちのこと分かりますか!?」
元「俺のことも思い出したか!?」

『もちろん!!
歩美ちゃん、光彦くん、元太くん……。
みんな私の、大事なお友達だよ。』


歩・光・元「「「美緒お姉さーん!!!」」」

わたしが子供達と視線を合わせるために
しゃがんでそう答えると、3人もまた同じように抱きついてきた。


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