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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業


『卒業したらみんな忙しくなってなかなか会えなくなりそうだから、やっぱり寂しくなるね…。』

「確かにな…でも時間ができたら集まろうな。
声かけるから。」


『うん!気長に待ってるよ。じゃあ私そろそろ部屋に戻るね!
トレーニング頑張って!」

そのまま扉に向かって歩き出すと
降谷くんに「待って」と呼び止められた。


『?どうしたの?』
「もし今日の夜暇なら…2人でご飯食べに行かないか?」
『!?』


え!?降谷くんと2人でご飯!?


『えっと…でも…諸伏くんはいいの…?』

「ヒロは今日親戚の家に帰ってるから夜いないんだ。
僕と2人じゃ嫌か?」

『ううん!嫌じゃない!嫌じゃないよ!!
一緒に食べに行こ!』

「はははっ。そんな必死にならなくてもいいから。
でも良かった。じゃあ…今から2時間後に校門でいいか?」

『うん!分かった!楽しみにしてるね。』

降谷くんはフッと笑って、
「僕も楽しみにしてる」なんて言うから
顔がニヤケそうになるのを堪え、トレーニング室を出て自室に向かった。




どうしよう…
一緒に外出できるのは嬉しいけど緊張する…!


とりあえず気持ちを落ち着かせるためと
トレーニングでかいた汗を洗うためにシャワールームに向かった。

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