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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業


松田くんとご飯に行ってから1週間が経った。


試験も全て終わり、
卒業までの残りの時間は
それぞれ配属される部署への準備期間となっている。


県外に行く人もいるので、引越し準備をしたり
配属先に見学に行ったりすることも可能だ。


私の配属先も無事に決まり、
新しく住む予定のアパートも契約済み。

ある程度時間に余裕ができたので
今は警察学校でトレーニングの真っ最中だ。


ランニングマシンで走っていると、
誰かが入ってくる音が聞こえたので
顔だけ入り口の方を見てみると、
そこには久しぶりに顔を見る降谷くんが立っていた。


「久しぶりだな、美緒。
元気そうでよかった。」

『ほんとに久しぶりだね。降谷くんも元気だった?』

「ああ。」



ランキングマシンで走っている時間が30分を超えタイマーが鳴ったので
そのままクールダウンをするためウォーキングに切り替わった。


降谷くんは準備運動と柔軟をしているところだ。


『みんな卒業式までバタバタしてるから
なかなか会えないもんね。私、瑞希とも会えてないんだ。』

「僕もヒロとはよく会うけど、
他のメンバーとは会えてないんだ。
たぶん次に会えるのは卒業式かもな。」

『そっか…なんかあっという間だったけど
警察学校楽しかったよね。』

「そうだな。たぶん一生の思い出に残ると思う。」

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