第4章 卒業
準備を終えて時間をみると
もうすぐ約束の2時間後…。
少し早いけど、私は校門に向かうことにした。
降谷くんはまだ来ていなかったけど
私が到着して1分も経たないうちに彼はこちらに向かってきた。
「悪い、待たせたな。」
『私もさっき来たばっかりだから大丈夫だよ!』
「そうか、じゃあ行こうか。」
私と降谷くんは警察学校の校門を出て歩き出した。
『そういえばお店決めてなかったけど、
降谷くん、食べたいものとかある?』
「僕のおすすめの定食屋だけど、そこでもいいか?
メニューも豊富だし、味は保証するよ。」
『そうなの?すごく楽しみ!』
あっという間にお店に着いて、
私はチキン南蛮定食、降谷くんは生姜焼き定食を頼んでいた。
ビールを頼むか聞かれたけど
居酒屋ではないので遠慮しておいた。
降谷くんもお茶でいいとのことだったので、
ご飯が運ばれて来るまで私たちは会話を楽しんだ。