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《降谷夢》bonheur {R15}

第44章 追想



コナンくんが電話を切った後、
僕達は急いで駐車場に向かい車に乗り込んだ。


コ「ごめんね安室さん…
美緒さんが今日出かけること
ちゃんと確認しておけばよかった……。」


「気にしなくていい。僕も護衛がいるからって油断してた。
それより…しっかり捕まっているんだ。」


僕は車のアクセルを強めに踏み、スピードを上げて
トロピカルランドに向かった。




…全く美緒のやつ……。

僕と一緒に行く約束をしていたのに
先に別の人とトロピカルランドに行くなんて…。


記憶を思い出したらお仕置きしてやらないとな。





ーーーーーー…







トロピカルランドに着く頃には
すでに日が落ち、夜になっていた。

僕とコナン君はエントランスを通り抜けて
美緒を探す事にした。


ここに着いてから何度か美緒に電話しているが繋がらない。

今は夜のパレードをやっているから
おそらく電話の音に気づかないんだろう。


コ「安室さん!僕、ここの望遠鏡で上から探してみるね!」

「分かった。見つかったら教えてくれ!」


僕はコナン君と一旦別れ、美緒を探すが
人が多すぎてなかなか見つからない。
きっと美緒も、このパレードをどこかで見ているはすだが…


そう思っていると、先程別れたコナン君から連絡があった。


コ「美緒さんを見つけたよ!
パレードの通路から、南西の方角にある建物の近くに……っ!
やばい!奴だ!」


「なに!?」



まさか…銃で狙われているのか!?



コナン君は、美緒の近くにいる探偵団の子供達に頼んで
彼女を避難させるように伝えていた。


コ「安室さん!美緒さんは無事だけど
みんなから離れて、1人で東のエリアの方に走って行ったよ!
僕も今からそっちに向かうね!!」

「了解。」

コナン君との通話を切り、
僕は美緒が向かった方角へ走った。



そして、息を切らして壁に持たれかかっている彼女を見つけた。




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