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《降谷夢》bonheur {R15}

第40章 心傷



コ「安室さん。この拳銃…きっと同一犯だよ。」

弾は空のようだが、
サイレンサー付きの9ミリ口径のオートマチック。

「それと…この懐中電灯も気になる。
2人のどちらかが持っていたとは思えないし。」

コ「化粧台の下の扉が空いてるから
そこに置いてあったんじゃないかな……。」


ということは、犯人がわざと懐中電灯を置いたってことか。
…なんて用意周到な犯人なんだ……。


コナンくんと現場を見渡していると、救急隊が到着し
美緒は病院に運ばれて行った。


その後、
警察はパーティー参加者全員の硝煙反応を調べていて
それが終わり次第、僕たちは病院に向かった。



ーーーーー…




先に来ていた目暮警部に話を聞くと、
佐藤刑事は手術中で、助かるかどうかは五分五分だと医者に言われたそうだ。


「あの、警部さん…美緒さんは?」

目「外傷はなかったが、まだ意識は戻っていないそうだ。
病室はここから少し奥に行ったところにあるよ。」

「…わかりました。
毛利先生、僕は彼女の元に行きます。」

小「ああ。わかった。」

彼らに頭を軽く下げて歩き出すと
蘭さんと園子さんも行きたいと言っていたので
一緒に病室へ向かった。




ノックをして部屋に入ると、美緒はまだ眠っていたが
ベットに近づく僕たちの物音によって、すぐに彼女は目を覚ました。


蘭「美緒さんっ!!大丈夫ですか!?」
園「よかった!どこか痛い所とかないですか!?」


『あ……えっと………ない…です、けど……。』

僕も美緒が目を覚ましたことで安心したが
いつもの彼女とどこか様子が違っていた。



目をキョロキョロとさせており
次に彼女が放った一言でその場の空気が凍りついた。




















『あなた達は……誰ですか…………?』







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