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《降谷夢》bonheur {R15}

第40章 心傷



蘭「安室さん、美緒さんって本当にすごい人気ですね。
色んな刑事さん達が美緒さんのこと見てソワソワしてました。」

園「そりゃあ美緒さんってすごく美人だもん!
安室さんも大変ですね?」


…本当にその通りだ……。

さっきの帰り際に
美緒とキスしてるところでも彼らに見せつけようと思ったが
それは彼女に人前でやめろ、と叱られそうなので
頭を撫でるだけで留めておいたが
やはりそれだけではあまり牽制の効果は無かったようだ…。


蘭さんと園子さんの言葉を笑って受け流していると、
パーティー会場がいきなり暗闇に包まれた。



どうやら15階全体が停電したようだ。


周りの人達はそれぞれ自分のスマホのライトをつけて照らしており
非常電源が作動し、少し明るくなったと思ったら
会場の外から女性の悲鳴が聞こえて来た。



コ「安室さん!今の声って…!」


「っ、まさか……彼女はさっき帰ったはずだ……!」

確かに美緒の声に似ていた…


そんなはずはないと思ったが
パーティー会場を出て美緒を探しに向かった。


声が聞こえた方向は、おそらく化粧室…。



コナンくんと共に駆けつけると
血まみれの佐藤刑事と
彼女の下で横たわっている美緒を見つけた。


「!?美緒…!!おい!しっかりしろ!!」

彼女の体を確認するが、特に外傷はなく気を失っているだけのようだった。
しかし佐藤刑事は銃で撃たれたのか、かなりの重症だ。



その後すぐ目暮警部や白鳥警部達も化粧室にやって来て
救急車を呼び、ホテルの出入り口を封鎖するよう動いていた。



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