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《降谷夢》bonheur {R15}

第39章 警察


後日、ニュースと新聞で見たが

とあるマンションの駐車場で
1人の刑事が射殺体となって発見された。


亡くなった刑事さんは芝さんといい、顔写真を見たら
奈良沢さんと同様、見覚えのある顔だった。


世間は警察への挑戦だとか騒がれているけど
私にはどうすることもできないので、いつものように仕事をこなすだけだった。


仕事を終わらせて自宅に帰り寛いでいると
久しぶりに零くんから電話があった。


『もしもし零くん?久しぶりだね!』
「ああ、美緒は元気そうだな。」
『今元気になった!零くんの声聞けたからかな!』
「ははっ。なんだよそれ。」

零くんといつも通りの会話をしていると、
最近起きている連続殺人事件の話題になった。


『零くんも犯人捕まるまでは気をつけてね?』
「大丈夫だ。捜査一課の連中が捜査してるし
松田や伊達班長もいるんだ。きっとすぐに解決する。」
『うん…そうだよね!』

確かに……
あの2人がいる捜査一課に喧嘩を売った犯人は愚かだと思う。
きっと捕まってから後悔することになるんだろうな…。


心の中で犯人を憐んでいると
零くんは明日、毛利探偵達と一緒に
白鳥くんの妹さんの結婚を祝う会に出席することを教えてくれた。


『警察関係者もたくさん集まりそうなのに…。
そんな所に顔出しても大丈夫なの?』

「僕の顔を知ってるのは
上層部のごく僅かな人だけだから大丈夫だ。
それより、美緒は明日も仕事だろ?
そろそろ僕も仕事に戻るから、早く休めよ?」

『うん。電話くれて嬉しかった。またね!』

「ああ。おやすみ美緒。」


私は幸せな気分で電話を切り、
そのままベットに横になり眠りについた。





…この時の私は、本当に幸せな気分でいて……




まさかあんな悲劇が起きるとは夢にも思わなかった………。







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