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《降谷夢》bonheur {R15}

第38章 悋気




「人がせっかく我慢してたのに……
もう知らないからな……」

『んっ……!零く……ん…っ……。ぁっ…!』


僕は美緒にキスをしながら
彼女の服を脱がし、自分も服を脱いだ。

そうすると美緒が僕の胸や肩、腕に体に手を這わせてきた。


「美緒…?どうした?」
『…こうやって零くんに触れるの……私だけがいい…。
他の人には…触らせないで…?』


「……っ!」




美緒がこんな風に独占欲を表すのは珍しくて、すごく嬉しかった。

それは普段僕が思っていることと同じだから
まさか美緒の口から同じ事を聞けるなんてな…。


「僕は…美緒だけのものだ。
もっと………僕に触れてくれ。」

僕は美緒の手を取って、そこにキスを落とした。



美緒の手は温かくて心地がよくて
触れられた箇所が熱くなる気がした。


『……ゃ…ぁっ……。零く、ん…っ!』


美緒の体に触れて愛撫をすると彼女は喘ぎ声を出していて
その声を聞くだけで体の芯が疼くような感覚に陥った。


「美緒、悪い…。もう限界だ……。」
『ん…。来て?零くん…。』

両腕を伸ばして僕を求めてくる美緒が愛しくて仕方ない…。


彼女にそう言われて、僕と美緒は一つになった。



美緒は僕の下で快感に悶えながら涙を流していて
そんな顔も可愛くて僕は美緒の瞼にキスをした。



「美緒……愛してる。」



感じ疲れた美緒はすぐに眠ってしまい、
僕も後処理をしてから横になって眠りについた。







ーーーーーー…翌朝。



目を覚ますと僕の腕の中で美緒は気持ちよさそうに眠っていた。

昨日美緒に会うまではすごく不安な気持ちだったのに
今はもう幸せな気持ちしかない。

彼女は僕の中で無くてはならない存在なのだと
今回のことで改めて実感させられた。



もう少し寝顔を見ていたかったが
僕は美緒起こさないようにそっとベットを抜け出し部屋を出た。


そして
仕事に向かう前に、1人の男と話をするため
僕はその男を電話で呼び出した。




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