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《降谷夢》bonheur {R15}

第37章 待伏


そして翌日ーー…



僕は朝からポアロのバイトで
いつも通り接客をしながら働いている。

あっという間にランチタイムも終わり、
そろそろ休憩に入ろうと思っていると
店の入り口から僕の友人である松田が入ってきた。


松田はなぜかすごく怒っているようで
そのまままっすぐ僕に向かって歩いてきた。


松「……話がある。ちょっとツラ貸せ。」
「…。」

何に対して怒っているのか分からなかったから
とりあえず話を聞こうと思い、

近くで僕達の様子を心配そうに見ていた梓さんに
少し外に出ますと声をかけてから、松田と一緒に店を出て路地裏に入り、
人気がないのを確認してから僕は口を開いた。



「急に来て一体どうしたんだよ。話ってなんだ?」

松「…お前、昨日の夜どこで何してた?」

………昨日ってことはまさか…


「…見てたのか?
言っておくが、一緒にいた女はただの部下だ。
確かに好意は抱かれていたが、昨日ちゃんと断った。」

松「…美緒に同じこと聞かれても
そんな説明するつもりか?」

「……どういう意味だ。話が見えない。」




松「…………



お前が他の女とキスしてるところ…






美緒も見てたんだぞ。」






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