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《降谷夢》bonheur {R15}

第4章 卒業


「さっきの話だけどさ、
美緒と降谷くん、本当にお似合いだと思うよ?」

『もーー…その話はもういいってば…。
今は誰かと付き合うとか考えてないし。』


「そうかもしれないけどさ…。
降谷くんも美緒のこと意識してる気がするんだよね〜。
やっぱりあの時の事がきっかけかなぁ。」


『あの時の事って…私が監禁された時のこと?』

「そうそう!あのね、諸伏くんから聞いたんだけど
あの時の美緒、脱水症状だったじゃん?
それで美緒を見つけた降谷くんが
口移しで水飲ませてくれたみたいだよー。」



ん…!?今なんと………?




『え、え…?く、口移し!?そ、そ、それほんとなの!?』


「そうらしいよ?私も見たかったな〜その場面。」


いいよ見なくて!



ていうか…嘘でしょ?いくら人命救助の為だからって
人前でキスしてたなんて………

は、恥ずかしすぎる………!



それに……私のファーストキス
知らない間に奪われてたなんて……



瑞希に教えてもらったことが衝撃的過ぎて
その後の授業は全く集中出来ずに
ぼーっとしていたらいつの間にか終わっていた。




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