第37章 待伏
『梢さんっ!!ありがとうございます!!
…うーん!美味しいっ!今日寝坊しちゃって朝から何も食べてなかったんです。』
梢「ちゃんと食べなきゃいつか倒れちゃうよ?
コーヒーも淹れてきてあげるから待ってて!」
梢さんは席を立ちコーヒーを入れてくれて私の机に置いた。
そのまま梢さんと2人で黙々とデスクワークをして
時刻が夜8時頃になってから私は仕事を終えることができた。
梢「美緒ちゃんお疲れ様。
私ももう少しで終わるから、先に帰って早く家で休んで?」
『そうですか?じゃあ…お先に失礼します。
パンごちそうさまでした!』
梢「どういたしまして。
そういえば、外…雨降ってるみたいだけど傘持ってる?」
梢さんに言われて窓から外を見てみると
結構大粒の雨が降っているようだった。
私は傘を持ってきていなかったので
事務所にあった置き傘を使ってもいいと許可をもらい
梢さんに挨拶をして事務所を出た。