第36章 最悪
居酒屋に入り、先に松田くんと2人で飲んでいると
コナン君を送り終えた美和子ちゃんもすぐに合流してきて
私たちは3人で飲みながら他愛ない話をしている。
佐「それにしても…美緒先輩って本当に何でもできるんですね!車の運転凄かったって、コナン君が言ってましたよ?」
『SPだった時、ドライブテクニックの練習も少しさせられてたの。
車で敵に追いかけられた時、上手く撒けるようにね。』
まあでも美和子ちゃんや萩原くんの方がテクニックは上だと思うけどね…。
松「お前はもう警察官じゃねぇんだから
街中で二度とカーチェイスなんてやるんじゃねーぞ!」
『…はい。分かってます……。』
佐「まぁまぁ松田くん落ち着いて!
せっかく久しぶりに先輩と飲めるんだし
今日は楽しくやろうよ!ね!!」
松「…へいへい。」
『…よーし!!私も久しぶりにたくさん飲もう!
美和子ちゃんも松田くんも今日は付き合ってね!』
佐「もちろんです!
すみませーん!ビールを大ジョッキで下さーい!」
松「だからザルのお前に付き合ってたら俺らが潰れるって…。」
松田くんは私達を呆れた目で見ていたが
美和子ちゃんはわたしの飲むペースに付き合ってくれた。
わたしはいくらお酒を飲んでも酔うことはないけど
2人と楽しく飲むだけで心の中のモヤモヤを考えなくて済むからありがたい。