第36章 最悪
松「…美緒、お前この後暇か?」
『…え?』
松「佐藤がお前と酒飲みたいって言ってたんだよ。
今日3人で飲みに行かねーか?」
どうしようか悩んでいると
松田くんは私の頭をポンポンと優しく叩いた。
松「何があったか知らねぇけど、気晴らしにはなると思うぜ?
無理に聞いたりしねぇから、俺と佐藤に付き合え。」
『…うん…。せっかくだし行こうかな!』
松「よし!じゃあちょっと待ってろ。
仕事終わらせてくるからな。」
松田くんは私の頭を撫でてから仕事に戻って行った。
ーーー…
警視庁の入り口で松田くんを待つこと数十分。
私は仕事を終えた松田くんと、歩いて近くの居酒屋へ向かった。
美和子ちゃんは後で合流するそうだ。
ちなみにわたしの車は
今夜一晩、警視庁に止めさせてもらうことにした。
お酒を飲んだら運転出来なくなっちゃうからね。