第4章 卒業
諸「じゃあそろそろ僕達は行くね。
次の授業の準備、教官に頼まれてるから。」
そう言って5人組は立ち去っていった…が、
松田くんだけ何か思い出したようにこちらに戻って来た。
…どうしたんだろ?
松「美緒、お前今日の夜空いてるか?」
『今日?別に何も予定ないけど…』
松「んじゃ、今日こそ一緒に飯行こうぜ!
6時に校門のとこで待ってるからな!」
『あー…そう言えば次は行くって約束してたね。
分かった!6時ね。』
松「おう!じゃあまた後でな!」
松田くんは嬉しそうに笑い、走って食堂を出て行った。
瑞「あはは、松田って本当犬みたい。
めっちゃ美緒に懐いてるし。」
確かに……。
瑞「それより、私美緒に聞きたいことがあるの!」
『え、なに…?改まって聞きたいことって…。』
嫌な予感しかしないんだけど。