第4章 卒業
全く!何回も言わせないでよね!!
ただでさえ不安になってるのに…
萩「美緒ちゃんなら
どこでも上手くやって行けそうだと思うけど…。」
松「それで教官達もどこにするか迷ってんじゃねーか?」
伊「それしか理由がないだろうな。
気長に待ってれば決まると思うぞ。」
『そう……かな…。』
降「君は難しく考えすぎなんだよ。
もう少し楽観的に考えることも時には必要だ。」
降谷くんはそう言いながら
私の頭を優しく頭を撫でて来た。
…この人は急に心臓に悪いことするなぁ。
ドキドキしちゃうじゃない……
でも不思議…
降谷くんにそう言ってもらえたら
さっきまでのモヤモヤが晴れて行くのを感じた。
…ん?
でも何で?
てか……ドキドキするってなに!?
こんな気持ちになるってことは…
まさか降谷くんを意識してるってこと!?
降「…い………おい、美緒?
何ぼーっとしてるんだよ。大丈夫か?」
『っ、え!?だ、大丈夫!何でもないよ!』
降「?そうか?ならいいんだが…」
言えるわけない…
降谷くんのこと考えていましたーなんて…