第4章 卒業
萩「なになに美緒ちゃん。
眉間に皺すごい寄ってるよ?大丈夫?」
松「なんか悩んでんのか?
俺らでよかったら聞くぞー。」
あんまり聞く気なさそうだな、松田くんは。
『悩みっていうか…
ここ卒業した後の配属先のこと考えてたの。
2人は爆発物処理班だったよね?』
松「ああ。爆処はやべーところって聞くけど、
機械いじり好きだし、早く行きてーなって思ってるよ。」
萩「俺も親友の陣平ちゃんが一緒だし
楽しみではあるかな。」
本当に仲のいい2人だな、羨ましい…。
瑞「伊達くんは所轄の刑事に決まったんだよね?」
伊「おう!
凶悪犯罪者達をこの手で捕まえまくってやるよ。」
さすが伊達くん。
自信満々でそんなこと言えちゃうんだから
すごいとしか言いようがない…。
『降谷くんと諸伏くんは、
2人とも公安に行くんだよね?』
諸「ああ、そうだよ。公安もなかなか忙しいみたいだけど
ゼロと一緒に頑張ってくるよ。」
降「そういう美緒は?配属先どこなんだ?」
『…まだ決まってないの。』
「「「「「…………え?」」」」」
『だーかーらー!
まだ決まってないのよ、私!!』