• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第32章 拉致


なんとなくの感覚で一分間経つと
零くんは私からパッと離れて、仕事に戻ると言い出した。


「しばらく肩身の狭い思いをさせるが我慢してくれ。
出来るだけ早くカタをつける。」

『大丈夫。家からは絶対出ないようにするから。
無理しないでね。』

「ああ。時間がある時は電話する。」


零くんはそう言うと部屋から出て行った。

これから公安警察やFBIが組織のことを調べてくれるだろうけど
今の私にできることは何もない…。


ボディーガードの仕事も今回のことが解決するまでお休みだ。
通勤途中や職場にいる時に襲われるかもしれないし
関係のない人まで巻き込む可能性もある。


しばらくはこのマンションに引き篭もり生活だ。
窮屈じゃないっていうと嘘になるけど
これ以上みんなに迷惑をかける訳にも行かないし
私は言われた通りにマンションで大人しくしている事に決めた。






それから私はマンションでたくさんの映画を見たり
筋トレをしたりして過ごした。



時々、公安の人が食料を買って持ってきてくれた時に
アグバロスの組織について詳しい事を聞こうと思ったが
やはり仕事が忙しそうなので、お礼だけ言ってすぐに帰ってもらった。


そして、私がマンションに引き篭もるようになってから
5日が過ぎたーーーーーーー……
/ 1020ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp