• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第31章 襲撃


『心配かけてごめんね。
……色々聞きたいことあるんだけど、いい?』

秀「ああ……。
東さん、美緒に話してもいいですよね?」

東「仕方ないだろう…。
若山の居場所がバレちまったんだ。
もう隠すことはできない……」


2人の会話を聞いて
何で東さんと秀一くんが知り合いなのかも疑問だった。
それについても教えてくれるといいな、と思いながら
みんなでリビングに向かうと、すでに梢さんが待っていた。


梢「美緒ちゃん!無事で良かった……!!
怪我してるとこ、手当するから座って?」


リビングのソファーに座って手当をされていると
秀一くんが口を開いた。


秀「美緒、
さっきお前を襲ってきたのはアグバロスという組織の連中だ。」

その名前……
確か私が入院してる時に秀一くんが聞いてきた組織名だ。


秀「15年前、FBIがその組織のリーダーを逮捕して
組織を壊滅する事に成功したんだが…
幹部の1人だけどうしても捕まえる事ができなかった。
恐らく整形して顔を変えたんだろう。
それが手首に土星のタトゥーを入れた男で今のアグバロスのリーダーだ。」


『なんでそんな人達が私を狙うの?』

秀「その組織を壊滅させたのは…お前の両親だ。」

『……!えぇ!?』

秀「美緒の父と母はFBIの捜査官で、俺もよく世話になった。何度命を救われたか分からない。」



私の両親がFBIの捜査官…?


だから秀一くんは両親の墓参りに来てくれていたの…?



確かに両親は仕事がいつも忙しそうで
何の仕事をしてるのか何度か疑問に思ったが
いつ聞いても教えてくれないので、いつの間にか気にしないようになっていた。


/ 1020ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp