• テキストサイズ

《降谷夢》bonheur {R15}

第30章 遠出





葉「…あー!!もう疲れた!
そろそろやめにするぞ!」

『え、もう?もう少し付き合ってよ。』

葉「嫌だ!お前容赦無ぇんだよ!本当に病み上がりか!?
…っていうか、もう仕事の時間終わってんじゃねぇか!」


時間を見てみると午後6時。
いつのまにか退社時間は過ぎていた。


『本当だね。じゃあ今日はもういいや。
付き合ってくれてありがとね〜。』


地下室から事務所に戻ると、梢さんはすでに退社していて
葉山も疲れたからと言ってすぐに帰って行った。

私はまだ事務所に残っていた社長と
クライアントの警護スケジュールを打ち合わせてから退社した。



事務所を出たところで零くんから電話があり
わたしは電話しながら帰り道を歩いていた。


「思ってたより完治するの早かったな。
治ったからってあまり無茶するなよ?」

『うん!でもやっとボディーガードの仕事も復帰できるから嬉しいの!』


私が興奮状態で話していると
零くんは急に私の次の休みはいつなのかと聞いて来た。


『えーっと…
次は4日後が午後休で、
2週間後には2日間連休取る予定だよ。』

「じゃあ2週間後、僕も連休取るから出かけないか?
美緒の行きたいところに行こう。」

『えっ!?本当に!?』

「ああ。美緒の怪我が治ったらデートするって約束だったろ?」

覚えててくれたんだ!!
私はまた一つ楽しみができたことでさらに興奮していた。


『やったー!!零くんありがと!
実はね、行きたいところもう決めてあるの!』

零くんにその場所を伝えてから電話を切り
私はウキウキした気分のまま自宅に帰った。







そして2週間後ーー、

わたしと零くんは東京から少しだけ離れたとある場所を訪れていた。



/ 1020ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp