第28章 退院
萩「美緒ちゃん!退院おめでとう!」
諸「おめでとう、美緒ちゃん。お邪魔するね。」
『2人も忙しいのに来てくれてありがとう。』
ようやく全員が揃ったところで、
私たちは改めて乾杯することにした。
もちろん、みんな私に合わせてジュースやお茶でだけどね。
怪我が完治するまで、飲酒は控えた方がいいと思うし。
諸「ゼロ、食材買ってきたから料理手伝うよ。」
「助かるよ、ヒロ。こいつらすごい食べるからどうしようかって思ってたんだ。」
諸「そうだろうと思った。
それにしても、結構いろんな調味料揃ってるんだね。」
「僕が揃えた。美緒は最低限しか置いてなかったよ。」
…。
悪かったね……!
ていうか普通は砂糖と塩こしょうくらいで十分でしょ!!
零くんは諸伏くんと会うのも久しぶりだからか
2人で楽しそうにキッチンで料理を作っていた。
わたしが2人の様子を見ていると、
萩原くんが私に話しかけてきた。
萩「ねぇ美緒ちゃん!
駐車場に停まってたアウディって200台限定のやつだよね!?」
『そうだよ、私の愛車。いいでしょ。』
萩「いい!めっちゃいい!今度運転させて!」
『いいよ!乗り心地も最高だから。』
萩「やった!楽しみにしとくよ!」
松田くんもそうだけど、
萩原くんも相当車好きだよね〜。
わたしも運転するのは好きだから
早く怪我治してドライブ行きたいな…。