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《降谷夢》bonheur {R15}

第28章 退院


伊「悪いな、急に来ちまって。」

『いや、それは全然いいんだけど
2人揃ってどうしたの?』

松「決まってんだろ?
美緒の退院祝いに来たんだよ!」

…いやいや、そんなの気にしなくていいのに!

わざわざ来てくれたのに追い返すのも悪いから
わたしは家の中に2人を上げることにした。

片足でちょこちょこ歩きながら2人をリビングに通して
適当に座ってもらった。

『今、零くんがスーパーに買い物に行ってるから
もうすぐ帰ってくると思うよ。』

伊「そうか!あいつに会うのは3ヶ月ぶりくらいだな。」

『そうなの?ポアロに行けば会えるのに。』

松「あんまり頻繁に行くとあいつ怒るんだよ。
ニコニコしてる安室透が面白いから、俺いつも笑い堪えるのに必死。」

……そりゃあ来て欲しくないって思うわ…。


伊「それにしても、美緒の家初めて来たけど
割と広いんだな!」

『うん。ここのアパート駅から少し離れてるし
広さの割に家賃安いんだよ。』

松「俺の住んでる宿舎の3倍はあるな。」

『宿舎と比べないでよ!』


3人で話し込んでいると
玄関が開く音がして、零くんが帰ってきたんだと分かり
足音が徐々にリビングへ近づいてきた。



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