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《降谷夢》bonheur {R15}

第27章 見舞


『はーい、どうぞー』


返事をすると扉が開き、そこには少年探偵団のみんなと
蘭ちゃん、園子ちゃんが立っていた。


園「っ!美緒さん!
ひどい怪我じゃないですか!」

蘭「コナンくんから美緒さんが怪我したって聞いてましたけど…こんなにボロボロだったなんて……!」

『これくらい大丈夫だよ!すぐ治るから!
お見舞い来てくれてありがと!』

蘭「……ごめんなさい…。
私が美緒さんに付き添ってもらっちゃったから…。』

蘭ちゃんは泣きそうな顔をして謝ってきたから
私は蘭ちゃんのせいじゃないって否定したけど
すごく落ち込んでるようだった。

『蘭ちゃん…そんなに気にしないで。
それより、怪我が治ったらまた組み手に付き合ってくれない?
たぶん体鈍っちゃってると思うからさ。…いいかな?』

蘭「っ!!もちろんです!
喜んでお引き受けしますよ!」

ようやく彼女に笑顔が戻ったようで安心した。

蘭ちゃんも少し擦り傷の怪我をしたようだったけど
それ以外は特に怪我はないと聞いてホッとした。

園「そうだ!お見舞いにお花持ってきたんですよ〜!
ちょっと生けてきますね!」

園子ちゃんと蘭ちゃんは持ってきたお花と花瓶を持って
一旦部屋から出て行き、
ちびっこ探偵団たちが近づいてきた。


『みんなもわざわざ来てくれてありがとね。』

歩「美緒お姉さん、痛い?」
『ううん。今は痛み止め飲んでるから痛くないよ。』
光「退院するまで、絶対安静にしてて下さいね!」
元「怪我なんてうな重食ったらすぐ治るぜきっと!」


…いや、治らないと思うよ。
心の中で突っ込みを入れつつも、
元気な彼らを見ているとこっちもパワーをもらってるような気がして、早く治りそう気分になるから不思議だ。


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